龍泉炭の特徴

岩手県岩泉町で採れた地元の広葉樹を使い、直径16尺(約4.8メートル)の岩手大量窯でじっくりと焼き上げた木炭です。

原木の乾燥から、炭の冷却・鎮火に至るまで、一ヶ月以上の時間をかけて仕上げます。

この製法は、まさに手間と時間の積み重ねそのものです。

主材はナラ(楢)。硬質で火持ちが良く、火力も安定しているため、調理や暖房に最適です。

さらに岩泉の森林資源を無駄なく活かすため、松や桜、その他の雑木も試験的に焼成し、木の個性に応じた炭づくりを模索しています。

煙や匂い爆ぜる音がほとんど出ない清らかな燃焼。その背景には、自然と向き合いながら、ひとつひとつ丁寧に仕上げる職人の技があります。

火を使う暮らしに確かな安心と自然の恵みを。

岩泉の森と人が育てた炭を、ぜひ手にとって感じてください。

市販にはさまざまな種類の炭が売られています。品質も値段もピンからキリです。

岩泉龍泉炭では、炭を単なる「燃料」としてではなく「Art(アート)」「芸術」と捉えています。

色、形、重さ、質感…こういったものが、炭の性質を決めます。

良い炭の条件とは

  • 燃焼時間
  • 火力
  • 温度の均一性
  • 灰の少なさ
  • 煙の少なさ

このような条件の揃ったものを指します。

品質の良い炭を作るためには細かなところまで意識を集中し、ていねいな選別を行う必要があります。

その手間と時間を惜しまずに作られたのが龍泉炭です。