世界一の黒炭を目指して、岩手県岩泉町にて炭焼きをしております。
龍泉洞で有名な岩泉町は北上山地の東部に位置し、本州一広い町でもあります。
山林面積は町の93%と広く、ほぼ自然といっても過言ではないほど豊富な山林資源を保有しております。
また、岩手県は木炭の生産が全国1位で、「岩泉木炭、岩泉切炭」といった昔ながらの商品もあります。

平良 元太(taira genta)炭焼き職人
沖縄出身。令和6年10月岩泉町釜津田に移住、岩泉町地域おこし協力隊に従事しつつ、炭焼き職人としての修行がスタートいたしました。
介護福祉士・防災士の資格も保有している平良は、実は岩手を訪れたのは初めてではありません。
10代の頃にヒッチハイクで訪れた岩手。その豊かな自然に魅了され、「いつかここで生きていきたい」と考えていたことが移住の大きなきっかけです。
炭焼きの挑戦
妥協を許さず徹底していい炭をつくる、上質な炭に仕上げる。そういった部分で、作り手としての楽しさがあります。
「正直な仕事をすると、最終的にはいい炭が仕上がる。周りに認めてもらえる」
師匠の言葉を胸に、真剣に炭と向き合っております。
妥協の許されない作業
山に行く、木を切る、木を山から降ろす、炭窯に入れて焼く。単純ではあるけれど、ひとつひとつの作業に深いものがあります。
窯に入れる前に1mで切った木を割りますが、曲がりや規定オーバー、小さすぎるものなども当然あります。「炭にしてしまえば一緒」といった考えできっちり選別しないと、良い炭ができません。
また、焼き上がった炭も1本1本ていねいに選別していきます。
炭焼きをしていると、妥協の許されないシビアな作業だということを実感します。
見極める感覚が求められる「焼き」の工程
最も難しいのは「焼き」の工程です。
炭を焼く火加減や火を止めるタイミング。
「何度まで上がったらどうする」といった単純な理論・理屈もあるけれど、自然を相手にしているものだからこそ、それだけでは通用しない部分があります。
温度や湿度などの季節感、自分の経験を基にした「見極める感覚・センス」が求められる世界です。
そのため、職人によって全く質の違ったものとなります。
炭LABO
現在、閉校した小学校を活用した「炭LABO(研究・開発施設)」の整備を着々と進めておりました。
炭LABOで展開していきたいこと
岩泉町を盛り上げながら地域の方々への感謝の気持ち伝え、「楽しい」「ワクワクする」といった気持ちや笑顔の溢れる場所を作っていきたいと考えております。
お問い合わせ
岩泉龍泉炭 代表 | 平良 元太 |
炭LABO | 岩手県下閉伊郡岩泉町釜津田字沢口37 |
info@ryusentan.com |